金本監督が異例デモ!鳥谷の前で19振り☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
おそらく12球団の現場トップが誰もマネのできないデモンストレーションが始まった。金本監督が鳥谷に代わり、打撃ケージに入る。恒例のリレー走でひとしきり盛り上がった後だけに観客席は3割程度でまばらだったが、「おぉ~」と歓声が上がった。現役時代をほうふつさせる素振りを2度。その後、橋本打撃投手の投球をカ~ン、カ~ンと左方向へ打ち返し始めた。
上からバットを振り下ろす大根切りのようなジェスチャーを示し、鳥谷に指南するように19スイング。「彼の能力を考えれば昨季の成績は物足りなさすぎる」と変革を促した主将を相手に自ら実演して、手本を示した。
「あれはイメージね。でも、うまく当たらない。下柳のボールはギリギリ打てたけど…。サードライナーを打つつもりで打ったけどダメだね。少し恥ずかしかったけど…」
11日に紅白戦の前座で下柳臨時コーチとガチンコ対決し、3打数1安打。隠密で練習に励んだ成果を出したが、この日は理想的なレクチャーとはいかず、何度も苦笑いした。
「あれは練習方法で、そういう打ち方をしろと言っているんじゃない。投手で言えばわざとベース板に投げる練習とかあるでしょ。そういう感じ。結果として軸ができたり、トップが深くなったり…一番はバットの軌道だけどね。2、3球だけ(本人が)ん?という今までにない感覚があったみたいだよ」
フォームそのものの矯正ではなく、超一流の打者へ成長するためのアプローチ。練習だけ見れば、左方向へ強い打球を放つ方法論のようにも映るが、意図は別のところにある。
「レフトへ浜風に乗せて打つ打法とはまったく違う。レフトへ本塁打を打てと言っているわけではないから。逆方向へスライスさせない打ち方をね。ヒントになればいい」
実演後、鳥谷はさらに56スイングし、右翼へ2本柵越えを放った。“物足りる”打者になってほしい。そんな願いを込めて、金本監督はちょっぴり照れながら、ひと肌脱いだ。☆〜(ゝ。∂)
さあ、キャプテン鳥谷選手、阪神不動のフルイニング選手の金本監督のような存在感のある選手になってください。☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆