小山直言さん、藤浪は「打者に集中すべし」
2013年4月7日
阪神・藤浪晋太郎投手が7日、広島2回戦(マツダ)でプロ初となるリリーフ登板を果たしたが、2イニング目の五回に四球から失点し、また課題を残した。
先発・岩田の後を受けた四回こそ堂林を空振り三振、石原を遊ゴロ、前田健を見逃し三振に仕留めて無失点だったが、五回1死後、打撃好調の2番・丸を3ボール1ストライクから四球で歩かせて以降、自身のリズムを崩した。
一塁走者・丸の盗塁を警戒し、再三けん制を繰り返した。打者は3番・ルイス。クイックで投じた3球目の速球はど真ん中に入り、中堅・大和の頭上を抜く適時二塁打となった。これが広島の4点目で、前田健と対した阪神にとって致命的な失点だった。
また、その直後には二塁走者・ルイスに三盗を許し、2死後には栗原、梵と制球を乱して連続四球を与えた。
走者を置いた際のクイック投法が藤浪の課題だったが、中継ぎ登板だったこの日も“弱点”を露呈する結果に終わった。デイリースポーツ評論家・小山正明氏は「打者を抑えるのが先か、それとも走者に走られないのが先か…。当然打者を抑える方が先だろう」と指摘。「長身の藤浪にとって、クイック投法は大変難しい。それを今の彼にやれというのは酷というもの」と話した。
小山氏がパ・リーグの東京オリオンズ(のちロッテオリオンズ)に在籍中、南海・広瀬、阪急・福本という俊足打者と何度も対戦、その都度盗塁を許したという。
「彼らを出したら、どんなにクイックをしても走られる。だから“勝手に走れ”って感じで打者に集中した。打者にさえ打たれなかったら失点しないんだから…」
当時“精密機械”と言われる制球力を誇っていた320勝投手の小山氏さえ、俊足走者には手を焼いていた。阪神の将来を担う原石とはいえ、まだ18歳の藤浪に完璧さを求めるのは、確かに酷だろう。小山氏の論でいけば、クイックよりも打者に集中する術を磨く方が大器覚醒への近道と言えそうだ。
その通り、打者を確実に抑える意識があれば、点は取られません☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
もっと、しっかり腕をふり、自身を持って、投げ込んで下さいm(_ _)m
次こそは、勝ちをお願いします(((o(*゚▽゚*)o)))