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優勝争いから大きく後退した浦和レッズ 「完成度」と「成熟度」の違いを考える Text by 後藤 健生 (著者のコラム一覧) 大詰めを迎えたJリーグ第30節。浦和レッズは、セレッソ大阪と引き分けて優勝争いから大きく後退した。内容は、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「すばらしいゲームだった」と自賛し、対戦相手のレヴィー・クルピ監督も後半終了間際の杉本健勇が抜け出したビッグチャンスについて「あれが決まっていたとしたら、フェアな結果ではなかった」と語ったように、浦和が完全に支配し、何度も決定機をつかんだ試合だった。今季就任したばかりのペトロヴィッチ監督が作り上げてきた完成度の高いチームだと実感させられた試合だった。だが、それでもゴールは生まれず、勝点は1ポイントに止まり、せっかく上位のサンフレッチェ広島とベガルタ仙台がそろって引き分けたのに、浦和は勝点差を詰めることができなかった。「完成度」は高くても「成熟度」が足りなかった。そんな印象を受けた。 「完成度」と「成熟度」。類義語辞典に載っていそうな同じような意味の言葉で、サッカー評論の世界ではよく使われる2つの単語だが、そのニュアンスの差を感じたのである。 ペトロヴィッチ監督のサッカーは、広島時代と同じスリーバックのサッカーである。永田充を中央に、坪井慶介、槙野智章を置いた3人のDFライン。しかし、攻撃の局面に移ると、MFの阿部勇樹が最終ラインに下りてきて、永田と阿部のツーバックのような形になり、2人のCBが左右に大きく開き、とくに左の槙野はまるでMFのような位置で攻撃に上がっていく。MFもDFもこなせる阿部という駒がいる浦和では、この移行はじつにスムースに実行できている。 前線は原口元気をトップに置いているが、柏木陽介、マルシオ・リシャルデスの2人のシャドーストライカーが攻撃に加わって、スリートップの形。DFからのボールは、サイドMFの梅崎司、平川忠亮(C大阪戦は欠場)、宇賀神友弥に左右のDFを加えたサイドを経由して、そのスリートップに送られる。「ペトロヴィッチ流」はほぼ完成されている。ボールの動き方も開幕当初に比べれば、じつにスムースになっている。だから、今の浦和は「完成度が高い」と言っていい。 ところが、その浦和の攻撃はC大阪の守備を崩せなかった。もちろん、サッカーではどんなに完璧に攻めても点が取れないということは珍しいことではない。この日の浦和もマルシオ・リシャルデスのシュートがクロスバーに当たったり、C大阪のGK金鎮鉉(キム・ジンヒョン)の再三の好守もあったりで、要するに運がなかったという面もある。だが、攻め切れなかったのは、ある意味で必然でもあった。C大阪の守備も理に適ったものだったからだ。浦和が、DFからのボール(あるいは、MFの阿部や鈴木啓太を経由したボール)を左右のアタッカーに付けるタイミングで、サイドにうまくプレッシャーをかけたからだ。 C大阪は4-4-2のシステム。そのサイドバック(右が酒本憲幸、左が丸橋祐介)とサイドMF(枝村匠馬とへベルチ)が、浦和のサイドの選手に対して、絶妙のタイミングで間合いを詰めて攻撃を遅らせた。問題はそこである。浦和の攻撃は完成度が高く、オートマティックに左右にボールが出てくる。だから、逆に、それに対するアプローチをかけるのも容易になってくるのだ。「ここで、サイドに開いてくるだろう」というタイミングを見極めるのが容易なのである。 そういう場合に、浦和としてはどうすべきなのか?基本としての、完成された攻撃の形を崩す必要はない。だが、時には、左右に開くタイミングを変えてみたり、中央から仕掛けたり、ドリブル突破を図ったりと、オートマティズムから外れた攻め方を織り交ぜることで、相手のアプローチのタイミングをズラす工夫が必要だったのだろう。実際、後半の何度かのチャンスはロングボールや原口のドリブルから生まれたものが多かった。そういう形を、もっと意図的に使えるのが、「成熟度の高いチーム」なのではないか。 「完成度」云々のチームは1つの形をうまく実行することができても、そういう応用が利かないのだ。相手の守備を打開ができない場合には、違った形、いつもとは違う攻め方を試みてみる。しかも、いつもとは違うやり方を使っても、必要ならばすぐに本来の形に戻すことができる。それができるのが、「成熟度の高いチーム」なのだろう。これは、チームのレベルがどうこうということとは違うことだ。 たとえば、浦和の試合の翌日に、関東大学リーグを見に行った。関東リーグでは昨年優勝の専修大学が今シーズンも首位を走っている。ところが、その専修大学が、前節まで7位の国士舘大学に敗れてしまう波乱が起こったのだ。しかも、前半3-1とリードしていたのに、後半3点を奪われて逆転されるというショッキングな負け方だった。いつもは、攻撃力で相手をねじ伏せるサッカーをしている専修大学。その攻撃力を恐れて相手チームが引いてしまうことも多いのだろう。だが、リードされ、失うものがない状態の国士舘大学が左右に大きく展開する、スピーディーな攻撃をしかけてきたことに対処できず、守備の弱点が露呈してしまったところが敗因だったのだろう。やはり、思った通りの展開にならない時の応用力=成熟度の問題である。 あるいは、その夜のセリエAでは、今シーズン好調のラツィオがフィオレンティーナに0-2で敗れた試合があったが、そこでも同じような印象を受けた。ラツィオは、レデスマを底に置いた中盤からサイドを丹念に使って攻めるチームだったはずだ。ところが、前半1点をリードされたラツィオ。後半、リズムをつかみかける場面があったのに、リードされた焦りからか、急いで縦に入れて跳ね返される。そんな攻撃を繰り返して点が取れずに、逆に追加点を許してしまっていた。ラツィオも「完成度」は高いチームなのだが、やはり「成熟度」が足りなかったようだ。ラツィオはペトコヴィッチ監督が今シーズン就任したばかりで見事なチームを作っではいるが、やはり「成熟」には時間が足りないのであろう。 そういえば、先日の日本代表との試合で、ブラジル代表は日本のハイプレスを受けると、ちょっと引いて日本を自陣に引っ張り込んで前にスペースを作ってから、そのスペースを利用してカウンター気味に攻めた。すぐに攻め方を微調整できる「成熟」されたチームだった。チームとしての「成熟」というより、ブラジルのサッカー文化の「成熟度」を見せ付けられたような気がした。ワールドカップの準備試合で日本と対戦して苦戦したブラジルのフットサル代表もそうだ。日本代表のハードワークに前半は苦戦したが、後半に入ると、サッカーの代表がやったように、わざと引き気味にしてスペースを作って点を取ったのだ。それを見て、改めてブラジルのサッカーの「成熟度」に感心したものである。 なるほど、鋭い考察ありがとうございました\(^o^)/ レッズはまだまだ、成熟度が足りない=応用力が足りないことがわかりました( ̄^ ̄)ゞ さあ、残り4試合、どこまで、成熟度を高められるか、よく観察しますm(_ _)m
by hideki3912
| 2012-10-29 17:54
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