高山合格弾!弱点克服内角撃ち、浜風に勝て!3割20発や
2017.2.6
「相当、力強くなっている。多少ポイント近めで差し込まれているんだけど、それをちゃんと押し込んで振れるという。あれすごく大事。腰がしっかり回ってないと絶対に入ってないから。上がってポップフライで終わるか、せいぜいライトフライだから」
フリー打撃で秋山と対した19球目、右腕が内角ギリギリに直球を投じた。スピードもキレも申し分ない1球。そこに高山は右肘をぶつけていくように上からバットを出し、体の回転を上手に利用してはじき返した。
昨年までなら右肘を体の外へ抜くようにして、内角球に対応していた。ただそれでは打球に強さが生まれない。昨年2月の安芸キャンプで掛布2軍監督が最初に指摘していた弱点。克服できたことを証明する一発だ。
高山自身も「もう少し前のポイントで捉えたかったけど、去年よりは振る力がついてきていると思う。ああいう打ち方ができるようになっていきたい」と確かな手応えを口にした。昨秋のキャンプから取り組んできた練習法が実を結びつつある今、金本監督は「(3割20本を)ぜひとも達成してほしいし、浜風に勝ってほしいね」と大きな期待を寄せる。
現役時代に甲子園の浜風について「超ド級ウルトラスーパーメガトンな当たりじゃないとスタンドまでいかない」と語っていた指揮官。その強烈な“風の壁”を打ち破れる素質が高山にはある。それだけにパワーだけでなく「差し込まれとか、泳いだとか、そういう時に外野の頭を越える(技術)というのを習得してほしい」とさらなる成長を求める。
「ミスショットが多かったのでまだまだです」と表情を引き締めた高山。大打者への道のりは果てしないが、着実に前へと進んでいる。その事実を宜野座の空に描いたアーチが示していた。♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪