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9日開幕のアジア杯に出場する日本代表は5日、直前合宿地のセスノックで2部相当の地元クラブ、ランブトン・ジャッファスと練習試合(30分×2)を行い、サブ組中心のメンバーで7―0で快勝した。FW武藤嘉紀(22)は代表で初めて3トップの中央に入り、前半19分に先制点につながるPKを誘発するなど活躍。暑さに強いデータも持つ若きストライカーは、指揮官から複数ポジションでのプレーを求められており、サブ組が活躍して優勝した前回11年カタール大会の再現へ、ジョーカーとして期待がかかる。 武藤が非公開で行われた本番前最後のテストマッチで輝きを放った。センターFWでフル出場。前半19分には快足を飛ばして裏に抜け出し、先制点につながるPKを獲得した。その後も攻守に積極的なプレーを見せたようで「体の切れはまだまだ上げないと」としながらも、1次リーグ初戦となる12日のパレスチナ戦へ「ベストに持っていきたい」と力強く語った。 アギーレジャパンには昨年9月の初陣から連続招集され、同9日のベネズエラ戦での1号弾を含めて3トップの左で活躍。強いフィジカルでボールを収める役割も求められる中央に入るのはこの日が初だった。試合後「1トップに求められる体の動き、質を上げていかないと」と課題も口にしたが、アギーレ監督からは複数ポジションでのプレーを求められているようで「どこで出ても良いパフォーマンスを出せるように」と話した。 世界では現在、センターFWを1枚にする1トップ戦術が主流。FC東京のフィッカデンティ監督も「将来的に1トップも十分にやれる」と太鼓判を押す。プロ1年目の昨季に新人最多の13得点をマークし、決定力の高さを証明したストライカーには、総力戦となるアジア杯で定位置の3トップ左に加え、ゴールにより近い位置での活躍にも期待がかかる。 データも後押しする。実は、昨季リーグ13得点のうち9ゴールを7月から9月の暑い夏に決めている。武藤本人も「寒いところからの暑いところですから」と日本とオーストラリアの寒暖差に多少の不安も抱えながらも「去年はその時期に量産しましたから」と自信をのぞかせる。ザックジャパンでは湿度が高い日本独特の真夏の試合から遠ざかっている欧州組より、国内組の方が暑さに強いデータもあった。この日も午前10時半の試合開始時点で気温は29度。暑さとの戦いにもなる1次リーグ初戦のパレスチナ戦(12日)では国内組、中でも“暑さに強い”武藤にかかる期待は大きい。 前回カタール大会は準々決勝・カタール戦で大会初先発だった伊野波、準決勝・韓国戦で細貝、決勝・オーストラリア戦では李がそれぞれ得点とサブ組が活躍。チームの総合力が問われる今大会も、連覇には控えの活躍が不可欠だ。左FWで先発の可能性も残す武藤だが、昨季のサッカーシーンを席巻した新星は、相手が疲れる試合終盤にDFラインを一瞬のスピードで切り裂く切り札として、ラッキーボーイになる可能性は十分にある。*\(^o^)/* さあ、進化する武藤を見せてください*\(^o^)/* がんばれ*\(^o^)/*
by hideki3912
| 2015-01-06 08:42
| 日本代表
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