虎将、怒!8失点の久保田を放置続投→2軍降格へ
五回、和田に浴びた走者一掃の二塁打をぼう然と見送る久保田…。1イニング8失点の大惨劇を演じた。
(セ・リーグ、中日15-3阪神、4回戦、中日3勝1敗、23日、ナゴヤドーム)かつてのリリーフエースが、完全に“さらし者”となった。
今季1軍初登板の久保田が1回8失点。反撃の士気すら削がれる右腕の大炎上に、和田監督も試合後、ただ呆れるばかりだった。
「9連戦の頭で、勝ちパターンの投手をそんなに使えないし、もう1イニングいってほしかった…。スピードガンは147、8(キロ)でていたが、そこまでのキレは感じなかった」
エース能見が4回4失点でマウンドを降りた。今後の連戦を見すえ、久保田には最低2回を期待したが、完全に裏切られた。5本の長単打に4四球の大暴れ。1イニング56球…。それでも動かず1回を投げ切らせた。すべて9連戦のためだ。
「ボールが高かった。申し訳ないです」
背信右腕は目を充血させて球場を後にした。山口投手コーチは「(今季1軍登板が)初めてやったしな。ブルペンでは悪くなかった」と擁護も、再調整については「もう1回考えないとアカン」と、即刻の2軍降格が濃厚となった。
1984年の中本茂樹(ヤクルト)と86年に高橋一彦(大洋)が記録した1イニングのセ・リーグ最多失点「11」すらチラつく屈辱の1軍復帰登板。ベンチへ引き揚げる際には「何やっとんじゃ!」とスタンドから罵声も浴びた。
2007年にシーズン90試合登板のプロ野球記録を作った背番号30も、昨季はわずか4試合の登板。昨オフにはフォーム改造にも取り組み試行錯誤を重ねてきたが、兆しすら見えない。「この結果で本来のもんとはよう言わん」と指揮官も嘆く。ただ、うつむいてばかりはいられない。
「今までこういう展開にならなかっただけに、ここに来ると(苦戦してしまう)というところはあるかもしれないが、1敗は1敗。切り替えて、しっかりとやっていくしかない」
1敗は1敗。悔しいが、ベテランが多い中継ぎ陣を浪費せず、“捨てゲーム”を作れたことを、前向きにとらえるしかない。
久保田投手、まだまだ、終わりではない☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
しっかり、ジックリ、調整して、復活を期待しています(^◇^)