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U−20ナイジェリア女子代表 1−2 U−20日本女子代表 リスク承知のベストメンバーで臨んだ日本 押し込まれる場面もあったが、日本は現実主義のサッカーで勝利。史上最高となる3位で大会を終えた。 8月19日、宮城スタジアムで開幕を迎えたU−20女子ワールドカップ(W杯)は、3週間後のこの日(9月8日)、ついに東京・国立競技場にて最後の2試合、すなわち3位決定戦と決勝を迎えることとなった。4日前の準決勝で、ドイツに0−3で敗れたヤングなでしこ(U−20日本女子代表)は、同じく米国に敗れたナイジェリアと3位決定戦を戦う。キックオフは15時30分。いつもより早めに記者席に腰を落ち着けると、そこには普段見慣れたものとは異なる風景が広がっていた。 この3位決定戦は、ナイジェリアがホーム扱いとなる。そのため、日本のサポーターはいつもとは逆(記者席から見て右側)のゴール裏に陣取っていた。そういえば青空の下、巨大な日の丸が振られている光景も、これまた新鮮な光景である。国内で昼間に代表戦を観るのは、いつ以来だろう? すぐに思いつくのは、2002年のW杯である。今さらながらに、今大会が10年ぶりに日本で開催されるFIFA(国際サッカー連盟)主催の大会であることを、あらためて痛感した。 このナイジェリア戦は、ヤングなでしこにとって「銅メダルが懸かる試合」であると同時に、アンダー世代としての最後の試合でもあった。U−23がある男子とは異なり、女子はU−20の大会を終えると、その先はフル代表があるのみ。言うなれば、このナイジェリア戦は彼女たちにとって、同世代のチームメートと戦える最後の試合ということになる。今大会、ヤングなでしこが国立で戦うのは4試合目だが、きっと彼女たちも、いつもとは違う心理状態でキックオフを迎えようとしているはずだ。スタンドには、今大会最高記録となる、2万9427人もの観客が詰めかけていた。 この日の日本のスターティングイレブンは、以下の通り。GK池田咲紀子。DFは右から中村ゆしか、土光真代、高木ひかり、浜田遥。中盤は守備的な位置に藤田のぞみと猶本光、右に田中美南、左に横山久美、中央に田中陽子。そして1トップに道上彩花。先のドイツ戦から、3人を替えてきた。やや意外だったのは、決して万全なコンディションとは言い難い藤田と横山をスタメン起用したことである。早い段階でカードを切らざるを得なくなるリスクは、十分に考えられる(実際、横山は前半35分で柴田華絵と、藤田は後半22分に木下栞と、それぞれ交代)。それでも吉田弘監督は、あくまで自身が考える「ベストメンバー」でこの試合に臨んだ。「明日は勝つためのメンバーを組みます」という前日会見でのコメントは、そのまま履行されたわけである。 「理想主義のサッカー」から「現実主義のサッカー」へ それでは得点経過を中心に、試合を振り返ることにしたい。 前半4分、日本は序盤から最大のピンチを迎える。ペナルティーエリア左からFKのチャンスを得たナイジェリアは、2人のアクションを交えたフェイントからオパラノジーがキック。弾道はカーブを描きながらゴールに向かい、意表を突かれたGK池田はキャッチできなかったものの、ファーサイドのポストに当たって事なきを得る。これが入っていたら、日本はドイツ戦に続いて苦しい立ち上がりとなっていた。 先制したのは日本。前半24分、左に展開した藤田からパスを受けた田中陽が、ゴール前20メートル以上の距離から左足を思い切り振り抜くと、ボールは無回転でGKホワイトのグローブをはじいて、そのままネットに吸い込まれていく。スイス戦では、左右両足でFKを直接たたき込み、一躍脚光を浴びた田中陽。今度は動いているボールを利き足ではない左で、しかも20メートルという距離をものともせず、無回転シュートを決めて見せた。これほど難易度の高いゴールを披露したのに、決まった直後の笑顔は実に屈託ない。まったくもって、末恐ろしい19歳である。 1点リードで折り返した後半早々、道上に代わって入った西川明花が追加点を決めてくれた。5分、中央から柴田が果敢にドリブルで狭いスペースに切り込んでスルーパス。抜け出した西川が、相手GKの動きを見極めながら、冷静にゴールに流し込む。これで2−0。さらに19分には、左サイドの浜田のクロスから西川がヘッドで流し、さらに藤田が詰めるもわずかに届かず、ボールはポストに当たってクリアされる。これが決まっていれば、ナイジェリアは戦意喪失となっていただろう。 そうこうしているうちに、ナイジェリアにまたしてもFKのチャンス(この日、堅実なカバーリングが光っていた土光が7番のサンデーを倒してしまった)。ペナルティーエリア左からのオパラノジーのキックは、ニアコースのバーの下をたたいて、そのままゴールインとなる。1点を返したナイジェリアは、ここから一気に息を吹き返し、以降はほとんどの時間帯を支配した。とりわけオパラノジーは、高さと強さを発揮して何度も日本ゴールを脅かし、日本のファンには生きた心地がしないシーンが続出した。 それでもこの日は、日本のほうが勝利に対して、よりどん欲であったように思う。アディショナルタイムが2分と表示された直後、敵陣右サイドでボールを持った田中美がボールをキープ。これに柴田がサポートに入り、日本は完全に時間稼ぎ態勢に入る。これまで、のびのびと攻撃サッカーを展開していた彼女たちが、初めて見せたあくなき勝利への執着。吉田監督いわく「ベンチの指示ではないです。本人たちが勝ちたいという気持ちでやったんだと思います」。この瞬間、アンダー世代特有の「理想主義のサッカー」は、良くも悪くも終わりを告げたような気がした。 その後、ナイジェリアの猛攻をしのぎ切ったヤングなでしこは、1点のリードを守り切って見事に史上最高となる大会3位を獲得。終了のホイッスルと同時に、ヤングなでしこの夏は、終わった。 4強の指揮官が考える女子サッカーの未来 拡大写真を表示 優勝したのは米国。大陸間の実力差があまりない女子サッカーはこれから群雄割拠の時代を迎える可能性が高い【写真は共同】 続いて19時20分にキックオフとなった、米国対ドイツによる決勝戦は、米国が前半44分にオハイが決めたゴールを守り抜き、2大会ぶり3度目となる優勝を果たした。もっとも、基本的にゲームを支配していたのはドイツであり、米国は数少ないチャンスで得た1点を守り切っての、まさに薄氷を踏むような勝利であった。 今大会、ベスト4に残ったチームは、アジア、アフリカ、北中米、欧州と見事にばらけた。女子は男子と比べて、大陸間の実力格差は少ないが、その傾向は近年さらに顕著となっているように思える。試合後の会見で、それぞれの指導者のコメントを聞いていると、追われる者の焦りと、追う者の自信が感じられ、女子サッカーのトレンドを見る思いがした。以下、優勝した米国、連覇がならなかった2位ドイツ、そして躍進著しい4位ナイジェリアの監督のコメントを紹介しておきたい。 「今大会のわれわれは、グループリーグで苦戦した。それは、世界の女子サッカーがよりコンペティティブになったからだ。他のチームが力を付けており、圧倒的なチームはひとつではなくなってきている。とはいえ、これは女子サッカー全体にとって良いことだと思う。そんな中、われわれ米国チームは『良き生徒』であり続けた。すなわち、他のチームから多くを学び、課題を明確にすることができた。日本からも、技術面と組織面から多くを学んだ」(米国・スワンソン監督) 「ドイツの女子サッカーの人口が多いのは、女子を受け入れる文化があり、(W杯のような)大きな大会が開催されたことも関連していると思う。わが国で、女子の最もポピュラーなチームスポーツはサッカーだ。またわれわれは、自分たちの地位に満足することなく、どんな試合でも相手をリスペクトし、その中でトップを維持するように努力している。今大会は決勝で敗れたことで、確かに失望感はある。それでも時間がたてば、負けた部分だけでなく、素晴らしい部分も見えてくると思う」(ドイツ・マイネルト監督) 「ナイジェリアのサッカーの未来は非常に明るいと思う。女子サッカーに関しても、わが国のサッカー協会は今まさに力を入れているところだ。次のW杯はナイジェリアのみならず、アフリカ全体がパワーアップしていると思う」(ナイジェリア・エドウィン監督) それぞれのコメントから明確に伝わってくるのは、2010年代後半の女子サッカーは、まさに群雄割拠の時代を迎える可能性が高い、ということである。特定の国が独り勝ちする時代は、すでに過去のものとなりつつある。かつての強豪国は、謙虚に自分たちの足りないところを分析して、さらなる進化を目指さなければ、すぐさま時代に取り残されてしまう。その意味で、昨年のW杯で優勝し、今年のロンドン五輪で銀メダル、そして今大会で3位となった日本も、決して安穏とはしていられないことは肝に銘じるべきであろう。 ヤングなでしこにとっての「一瞬の夏」 さて、U−20女子W杯を追い続けた当コラムも、今回が最終回である。本稿をしめくくるにあたり、試合後の表彰式で個人的に強く感じたことを記しておきたい。 今大会で日本は、チームとしては3位の銅メダルのほかにフェアプレー賞を受賞。また個人賞として、シルバーブーツ(得点ランキング2位=6点)を田中陽が、シルバーボール(記者投票による2番目に優秀な選手)を柴田が、それぞれ受賞した。大会3位のチームから、2人もシルバーを受賞したのは、実に誇らしいことである。 それに加えて誇らしかったのが、表彰式のプレゼンターに現役日本代表の澤穂希がいたことだ。さすがは去年のバロンドール受賞者。FIFA会長のブラッターと並んでも、まったく遜色(そんしょく)がない。もはや日本が世界に誇る女子サッカーのレジェンドとなった彼女が、初めて日本代表のキャップを刻んだ当時(93年12月6日)、ヤングなでしこの面々はまだこの世に生を受けたばかりであった(まだ生まれていない選手もいた)。 この大会が終わり、ヤングなでしこを卒業する彼女たちは、澤をはじめとする現役なでしこの牙城を崩さなければ、次の世界大会はない。とはいえ、U−20からフル代表に定着できるのは、ほんの一握りである。これまで5回、U−20(もしくはU−19)のチームが結成されているが、このうち去年のW杯や今年のロンドン五輪の中心選手となった者は、意外と少ない。10年が、熊谷紗希、高瀬愛実、岩渕真奈。08年が宇津木瑠美、田中明日菜。06年(世界大会には出場できず)が、岩清水梓、鮫島彩、阪口夢穂、永里(大儀見)優季。04年(世界大会には出場できず)が、宮間あや、川澄奈穂美。02年が、福元美穂、丸山桂里奈、大野忍、近賀ゆかり。せいぜい2〜4人である。 自国開催ということで、予想外の脚光を浴びたヤングなでしこだが、ここからフル代表に定着できるのは、おそらく一握りであり、その他の選手たちは世間一般から忘却されるのは宿命のように思える。いささか酷な話だが、一時的に国民的な話題になったところで、すべての日本人が女子サッカーに理解があるわけでは決してない(そこがドイツや米国との一番の違いである)。そのため、多くの選手たちにとり、今大会は一瞬だけ国民的アイドルになれた、まさに「一瞬の夏」として記憶されることだろう。 スキルフルで躍動感にあふれ、それでいて危なっかしさも含有したヤングなでしこのサッカーは、この夏、私たちを大いに楽しませてくれた。であればこそ、なでしこジャパンになれなかった、元ヤングなでしこに対しても、折に触れて思い出し、機会を見つけてリーグ戦での彼女たちのプレーに声援を送ってほしい。代表チームを下支えするのが国内リーグであることは、男子サッカーとまったく同じ。ゆえに今大会以降、なでしこリーグの入場者数が堅実な伸びを示すことを願わずにはいられない。祭典が終わった今、それこそが日本の女子サッカーを世界一にするための、一番の近道ではないだろうか。 さあ、これからも、彼女達の活躍を期待していますヾ(@⌒ー⌒@)ノ がんばれ♪───O(≧∇≦)O────♪
by hideki3912
| 2012-09-10 18:17
| なでしこ
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