「J1、横浜M1-2浦和」(22日、日産ス)
涙の再出発だ。長いロスタイムを終えて、浦和に勝利を告げる長い笛が鳴った。同点弾を放った原口は泣いていた。「堀さんに抱きついたら泣いていた。うれしくなって…。もらい泣きです」。初陣を飾った堀監督も涙。浦和が8月14日の新潟戦以来69日ぶり、9戦ぶりの勝利でJ1残留へ走りだした。
堀監督は「立ち上がりの落ち着かない状況から失点した。そのあと修正してくれた」と振り返った。練習して2日の4‐1‐4‐1の布陣で臨み、6試合ぶりの得点を挙げ、今季初の逆転勝利につなげた。前半4分に失点する重苦しい流れを、全員で断ち切った。
後半5分に原口が同点弾を放った。MF山田直のPKのこぼれ球に詰めて押し込んだ。「直輝を信頼していなかったんで。外すなあと思って。まあ、そこも信頼関係」とニヤリと笑った。
MF柏木が「みんなで奪ったゴール」と一丸を強調したのは、梅崎の決勝弾だ。FKを、柏木が素早いリスタートで梅崎にパス。梅崎は、FWエスクデロと原口がマークを引き付けて空いたスペースに突進し、左足を振り抜いた。「セル(エスクデロ)と元気がスペースを作ってくれた」と感謝した。
激震は2日前に走った。ペトロビッチ監督を解任し、堀監督が就任した。「バラバラになったら降格への道を進むだけ。1つにならないと」(梅崎)。「選手はピッチの上で表現するもの。フロントはフロント、チームはチームでやっていけばと思う」(原口)。2人は語気を強めた。
29日に鹿島とのナビスコ杯決勝が控える中、少しだけ明るい兆しが見えた。堀監督は「(リーグ)5試合あるうちの1つが取れただけ。絶対に降格しないつもりで戦う」と気を引き締めた。残留を決めて、みんなで泣く。
さあ、再出発だ~~~ガッツポーズ(^^)
まだまだ、予断は許さないですが、なんとか、勝ち残ってほしいです。
新監督お願いします。