【佐渡胸張れ…智弁和歌山に一矢報いた】
「センバツ・1回戦、佐渡1-8智弁和歌山」(26日、甲子園)
夢じゃなかった。日本海の離島で生まれ育った“島っ子”たちが聖地で躍動。21世紀枠で初出場の佐渡(新潟)は甲子園常連校に完敗を喫したが、佐渡島の歴史に新たな一ページを加えた。2006年に島外から赴任した深井浩司監督(48)は「チーム全員が甲子園の素晴らしさを感じてくれたと思う」と、真っ赤な瞳で声を詰まらせた。
名将率いる伝統校に一矢報いた。2点を追う四回。先頭の和田浩樹内野手(3年)がチーム初安打を左前に運ぶと、続く鈴木峻太郎外野手(2年)がバントの構えから一転。3球目の高め直球を豪快に振り抜き、前進守備の左中間を真っ二つに切り裂いた。
1点差に詰め寄り、揺れるアルプスの“佐渡島”。金星への期待にマンモスがどよめいたが、頼みのエース鎌田侑樹(3年)が六回に大量4失点。流れを完全に明け渡し「相手打線どうこうより、自分の力がない。一番の課題はスタミナ」と、14安打8失点の結果に唇をかんだ。
昨秋の新潟県大会から、この日を含め計8試合73イニングを一人で投げきった細身の背番号1。保育園で出会い、小学4年時からコンビを組む渡部哲士捕手(3年)は「このチームには欠かせない存在。鎌田が打たれたら仕方がない。鎌田に勝たせてやりたかった」と、佐高ナインの思いを代弁した。
過酷な離島のハンディから、かつて島の誰もが夢にも思わなかった甲子園出場。不可能を可能にした熱血指揮官は「夏にもう一回挑戦したい」と前を見据えた。鎌田も「この負けは次への糧になる。まだ力はないけど、夏にまた行けるように頑張りたい」と、聖地での164球を胸に刻んだ。島一丸で築いた大きな一里塚。ここはもう、夢舞台じゃない。
新潟勢は佐渡と今日2回戦に出場した日本文理と2校の出場でしたが、文理も今日敗退し、姿を
消してしまいました。残念ですが、一生懸命戦った姿が気持ちよかったです。
震災で苦しんでいる皆さんに、どんな苦境でも必ず、希望をもって進めば、報われる姿を少しは
見せられたのではないでしょうか!!!
また、地元の浦和学院も1回戦で敗退しました。東の高校はすくなからず、震災の影響を背負って
戦っています。みんなで暖かく応援しましょう。
【久保、本気モードで感触上々!】
「ウエスタン、阪神3‐1オリックス」(27日、鳴尾浜)
阪神の久保康友投手(30)が27日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に先発した。開幕前の調整登板で5回を4安打1失点。
いいですね!!!今年も期待できます。なんで?ロッテはてばなしたのかな???